ヒトは“運んで”人になった

today 2015(平成27)年7月12日(日)旧5月27日
100years ago 1915(大正4)年7月12日(月)旧6月1日

 先日、歯医者さんに行って歯石を取ってもらったので、口周りが快調になったところのcozyです、こんにちは。リチャード・フロリダさんの「クリエイティブ資本主義」によると、クリエイティビティの高い人は定期的に歯医者さんに通う傾向にあるとのこと。逆もまた真なり ということはないようですが。

 2ヶ月ほど前のことになりますが、NHKラジオ第2のカルチャーラジオ日曜版で「ヒトは“運んで”人になった~人類発展史試論」という講座がありました。いわく、「運ぶ」能力こそがヒトをヒトたらしめたのではないかとの仮説の下、「運ぶヒト=ホモ・ポルターンス」理論から「ヒトの進化」を論じたものでした。

 確かに、人間の営みにとって、生産現場から消費現場へいかに安全かつ効率的にモノを運ぶか(流通とか交通)は、とても重要なことです。フットボールも、相手の妨害とか手腕を使えないとかの障害を乗り越えてボールをゴールまで運んだ回数を競うゲームです。情報の伝達とか、コトを運ぶとか にも拡張できるかもしれません。

 ところで、アフリカでは頭の上に荷物をのせて運ぶ頭上運搬、アジアでは背中にしょったカバンの帯をおでこに回して運ぶ前頭帯運搬などが発達しているそうです。ラジオを聴いているうちに、やってみたくなり家の中では試したのですが、外ではなかなか勇気が要ります。やってる人、あまりいませんから。

20150712
今朝、激坂トレーニングを行った紫波町佐比内地区の雀坂。スズメのほか、カッコウやウグイスの啼き声もしました。己の身体を運ぶ技術も大切です。

【今日の1冊】
 <運ぶヒト>の人類学 川田順造(80)著 2014年
 講座の講師である川田順造さんの著書。講座は、ほぼ、この本に書いてある内容でした。わが国と西アフリカ、フランスの運搬文化を比較して、道具の人間化、人間の道具化、道具の脱人間化が特徴的と指摘しています。他にも、わが国の飛脚や駕籠は、比較文化的にユニークな運搬方法とか、興味深い話がありました。
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