希望と欲望

today 2010(平成22)年10月3日(日)旧8月26日
100 years ago 1910(明治43)年10月3日(月)旧9月1日

 以前、モノはイイようと題して、同じような物事でも違ったとらえ方、表現ができるって話をしましたが、その続きです。

 希望と欲望。平たく言えば、望みとか願いとか、要は、現在の状態からあってほしい状態への強い意思ってとこかと思いますが、前者と後者では、かなり、ニュアンスが違います。

希望は、ほとんど、絶対善のコトバで、同意語の願望、悲願、夢なども含め、これらを否定する人はいないでしょって感じです。一方、欲望とか野望は、同じような内容なのに、マユをひそめられることが多いのではないでしょうか。「意欲」の場合のみ、積極的意味合いが多少ある程度です。

具体的に、置換えしてみるとこうなります。
 彼の活躍は、子供達に夢と希望を与えた。→彼の活躍は、子供達に欲望を与えた。
 欲に目がくらむ→夢に目がくらむ
 希望が丘団地→欲望が丘団地

 英語のhopeとdesireの違い同様、後者には、性的な意味あいが色濃いことが、このニュアンスの違いの大きな原因かとは思われますが、それだけが欲望の意味ではないので、他の要因もあると思われます。

 同じ意思でも、それに基づいて行動した結果、社会にとってあってほしい状態に達した場合は「希望」、その逆が「欲望」というのではないでしょうか。「社会にとって」というとこがキモで、個人にとってあってほしい状態に達したとしても、社会にとっては、そうでなかったら、それは「欲望」になってしまうのです。

 つまり、希望と欲望は、本来同じことで、事後的かつ社会的にしか、分けられないということです。

101003
今朝の朝やけ。

【今日の1曲】
 大学祝典序曲 ヨハネス・ブラームス曲 1881年
 秋のブラームス祭が続いています。
 ブレスラウ大学から哲学博士の称号をもらったお礼に書いた曲。

昨日宿題の答えあわせ
 葛巻町で開かれた「山ぶどうサミットinくずまき」会場で製作されたジャンボロールケーキ。長さ55メートル!
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