人間はなぜ非人間的になれるのか

today 2010(平成22)年12月14日(火)旧11月9日
100 years ago 1910(明治43)年12月14日(水)旧11月13日

 ベタなタイトルですが、塚原史さんの著書名です。昨日の「人生に意味はあるか」といい、一体何が起こった?って感じですが、たまたま、続けて読んだだけです。こういうタイトルって、出版社が考えるのでしょうか。

以下、紹介文の引用です。
 「人間」とは、自由で平等な近代社会を作るための発明品だった。そして、それは理性的で主体性をもつ個人のはずだった。ところが、巨大化し機械化する都市の孤独のなかで、この人間たちは気づかされる。「理性と主体性のある「私」なんて嘘だったんだ!」このときから「人間」は「非人間的」な存在へと急速に劇的に変貌していった。「自由な個人」から「全体主義的な群衆」へ、「理性的な主体」から「無意識に操られる客体」へ。何がどうして起こったのか。壮大なスケールで描きだす「非人間」化の歴史。

 「人生に意味はあるか」とのつながりでいうと、自分を越えたナニモノカとの関係が「無意識に操られる客体」ってとこと妙にかぶってるなと。なんにせよ、「人生やらされ感」は確かにあるなぁ。あと、かの岡本太郎作の「太陽の塔」についての独自の分析が面白かったです。

101214
毘沙門橋から。葉っぱもすっかり落ちて、冬仕度完了なのですが、どうも暖かい。最低気温1.2℃、最高気温9.1℃。

【今日の1冊】
 人間はなぜ非人間的になれるか 塚原史著 ちくま新書 2000年
 著者は、1まわり上世代のダダイスム・シュルレアリスム研究者です。
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